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日立物流とSGHD、東南アで越境混載の共同輸送

2016年10月18日 (火)
スキーム図
空白

ロジスティクス日立物流とSGホールディングスは18日、東南アジアでクロスボーダートラック混載輸送サービスを開始する、と発表した。

ルート図それぞれの海外事業会社である日立物流バンテック(タイ)と佐川急便ベトナムの共同配送により、20日からタイ-ベトナム間でクロスボーダートラック混載輸送サービスを立ち上げる。

これまで日立物流バンテック(タイ)はタイ国内全域、佐川急便ベトナムはベトナム国内全域の輸送ネットワークを強みに、それぞれ東南アジアネットワークを強化してきたが、隣国間の輸送では、越境後の輸送を他社に委託せざるを得ず、車両の安定的な確保が課題となっていた。

そこで今回、タイ・ラオスの国境に両社の貨物積み替え拠点を設け、日立物流バンテック(タイ)がタイ国内輸送を、佐川急便ベトナムがベトナム国内、ベトナム・ラオス間輸送を担う新たな共同配送ルートを確立。タイ・ラオス国境でコンテナごとそれぞれの車両へ積み替え、新たな貨物を載せた車両が各社の拠点まで輸送する。

この連携により、海上輸送では集荷-指定場所への配送まで8営業日かかるところ、クロスボーダートラック混載輸送により4営業日での配達が可能となるほか、安定した車両確保に加え、積み替え地(越境地点)での荷扱い工程を省くことができる。

バンコクとハノイのハブ拠点間1500キロを結ぶ共同配送は週1便で提供、40フィートコンテナをスイッチすることで、積み替え工程における破損リスクを抑える。

これにより、航空便より安価に、海上便に比べリードタイムを4日間短縮する。