ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

MSC、韓進海運破綻後の需要取り込みへバンクーバー寄港

2016年10月19日 (水)
MSC、韓進海運破綻後の需要取り込みへバンクーバー寄港
空白

ロジスティクスMSC(スイス)はスイス時間の18日、韓進海運による経営破綻の公表を受けて太平洋貿易をカバーするために開設したコンテナ船輸送サービス「メープル」で、10月28日に中国・塩田港を出航する本船からバンクーバー港への寄港を開始すると発表した。

同サービスは当初、経営破綻した韓進海運の発表で影響を受けた荷主をアシストするため、太平洋を横断する貿易向けの海上輸送サービスとして9月15日にスタート。

5000TEU積みのコンテナ船6隻を投入し、「釜山→上海→塩田→プリンスルパート(カナダ)→釜山」の順に寄港するサービスとしてアナウンスされたが、実際には韓進海運の破綻で混乱期にあった初期の輸送需要をカバーするため、プリンスルパートには寄港せず、塩田、上海、釜山、ロングビーチ(米国)への寄港となっていた。

10月28日に塩田を出港するコンテナ船「MSCロシェル」以降はカナダでバンクーバー港への寄港を追加する「フルサービス」(塩田→上海→釜山→ロングビーチ→バンクーバー)として運航する。

同社は「貿易需要、特に韓進海運の倒産で影響を受けている荷主のニーズに対応する信頼性の高いサービスとして提供することを約束する」としている。

(画像はMSCテレサ)