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郵船ロジが提供開始

東海地区から香港へ24時間以内に配送する新サービス

2016年10月19日 (水)

国際郵船ロジスティクスは19日、東海3県で午前中に集荷した貨物を翌日午前中に香港へ配送する「セントレア発香港向け24時間配送サービス」の開始を発表した。

東海地区では香港、中国華南地区へ自動車部品や電子部品などを中心に航空輸出しているが、注目度が高まる食品輸出については香港は最大のマーケットで、高い需要を背景に農林水産物・食品の輸出額が毎年、国内トップとなっている。

輸出額も3年連続で増えているが、これまでは緊急品を航空輸出し、翌日配送しようとする場合、集荷時間が早朝に限られ、コストもかかっていた。

郵船ロジが開始した新サービスでは、愛知・岐阜・三重県で午前中に集荷した貨物を翌日午前中に香港市内へ配送。セントレア内の自社専用施設でULD(航空貨物用パレット・コンテナ)に貨物を積み付け、同日夜のフライトへ搭載、香港到着後は自社施設へULDのまま貨物を転送し、仕分け・配送作業を行う。

これによりリードタイムを大幅に削減し、香港市内への24時間以内配送が可能になったほか、顧客の貨物をULD混載することで「プライオリティーの高いサービスでありながら、高品質な輸送を実現し、従来よりも安価」(郵船ロジスティクス)なサービスが実現した。