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2015年の大阪港、取扱貨物量7.5%減少

2016年10月19日 (水)

調査・データ大阪市は11日、2015年の大阪港の港湾統計年報を公表した。総取扱貨物量は7997万トン(前年比7.5%減)で、このうち外貿貨物は3466万トン(5.5%減)、内貿貨物4532万トン(9%減)となった。

入港隻数は2万2583隻(3.9%減)、総トン数は1億370万トン(3.1%減)で、このうち外航フルコンテナ船は3373隻で(3%減)、内航フェリー船は1881隻(12%減)。

外貿貨物のうち、輸出は969万2984トン(12.1%減)となり、再利用資材、産業機械が減少したものの金属くず、その他製造鉱業品は2ケタ増となった。輸入は24961万トン(63.8%減)で製造食品が前年から増加したものの、衣服・身廻品・はきもの、電気機械、染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品が減少。

国別取扱量でみると、輸出では前年から5割を超える増加となったベトナムが8位から6位に順位を上げ、2割近くの減少となったシンガポールが6位から8位に順位を下げた。輸入では7%増となったベトナムが7位から6位に順位を上げ、2割の減少となったシンガポールが6位から7位に順位を下げたほか、前年から2倍を超える増加となったインドネシアが9位となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が778トン(3.%減)、輸入が2241万トン(9.5%減)で合わせて3019万トンとなり、3年ぶりに減少した。個数は、輸出が90万TEU(9.2%減)、輸入が107万TEU(9.5%減)で取扱個数は197万TEU(9.4%減)。

外貿貨物に占めるコンテナ貨物の割合は87.1%で、前年から0.9ポイント低下。取扱量を品種別でみると、輸出では完成自動車、非鉄金属が2ケタ減となったものの、その他製造工業品が9割を超える増加となった。輸入では製造食品、その他畜産品が増加となったものの、電気機械、金属製品・木製品が2ケタ減。外貿コンテナ貨物の国別取扱量でが、香港を含む中国が最も多く、輸出全体の46.4%、輸入全体の66.1%を占めている。

内貿貨物は移出が2004万トン(9.6%減)、移入が2527万トン(8.5%減)で合わせて4532万トン(9%減)だった。内貿貨物の64.5%を占める内貿フェリー貨物は2923万トン(14.5%減)だった。