政投銀、日本海曳船に｢BCM格付｣融資を実施

環境・CSR日本政策投資銀行は、日本海曳船（新潟市中央区）に「DBJ BCM格付」「地域元気プログラム」に基づく融資を実施した。

DBJ BCM格付は、政投銀が開発した評価システムで防災、事業継続への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その得点に応じて融資条件を設定するBCM格付手法を導入した融資メニュー。

曳船業務中の避難訓練の徹底や従業員の防災意識の向上を図り、初動対応体制を構築している点、事業継続に必要な対応の具体策を洗い出し、重要業務継続のための戦略在庫や電力源を確保している点、「新潟港港湾BCP」に基づき同港機能の早期復旧に向けた役割を果たすため、事業継続計画の整備に取り組んでいる点――などを評価した。

地域元気プログラムは、地域ごとの課題や強みに応じた成長を後押しする政投銀独自の取り組みで、「安全･安心な地域づくり」のテーマに合致する取り組みを、情報面・資金面からサポートしている。

今回は、配備する曳船数の充実を図り、安定的な曳船業務遂行に向けた体制強化を図るための曳船建造を目的としており、曳航機能を充実させ、太平洋側のバックアップ機能を担う新潟港湾の「安心・安全」な海上貨物輸送・エネルギー輸送に役立てる取り組みをプログラムの対象として認定し、融資を実施した。