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船主協会、荒川第三中学校の校内ハローワークに講師派遣

2016年10月26日 (水)

行政・団体日本船主協会は25日、日本人船員確保のための「人材確保タスクフォース」の一環として、東京都荒川区立第三中学校が行う校内ハローワークに、講師として川崎汽船の竹内幸太郎船長と木下弘也二等機関士を派遣したと発表した。

荒川第三中学校の校内ハローワークは、「自己の生き方や、今、何を努力すべきなのか」などついて生徒が考えを深める機会とすることを目的に2001年度から開催している。船主協会には2011年度から招請があり、今回で6回目の講師派遣となった。

今年度は15日に開催され、航海士のほかパティシエ、テレビディレクター、農業など30職種にわたる講師が招かれ、全校生徒410人がそれぞれ希望の講座に分かれて参加した。

船主協会が行う航海士の講座は3回実施し、計32人が参加。船の大きさや社会の役割について、写真を交えながら船内の様子を説明した。海外で下船したときのことや珍しい食物の話題など、外航船社ならではのエピソードに生徒たちは興味を示していたようだった。

生徒からは「海ではどうやって方向が分かるのか」「海賊に遭遇したらどうするのか」「なぜこの仕事を選んだのですか」といった質問があがったほか、同席した教諭からも質問が飛ぶ一幕もあったという。