荷主アイシン精機は5日、ブラジル現地法人がサンパウロ州イトゥ市に第二の生産拠点となる新工場を取得し、生産体制の増強を図ると発表した。
現地法人は2003年の生産開始以来、ドアフレームなど車体部品の生産を行っていたが、トヨタ自動車による需要拡大が見込まれることから、新たに土地・建屋を取得し、シート部品を中心に生産する新工場を立ち上げ、生産能力・品目の拡大を図るもの。
新工場への投資総額は約6500万レアル(約33億円)で、本格的な生産は2012年後半から開始する。また、現地法人の従業員を2015年までに2倍強に増員し、売上高50億円を目指す。
■新工場の概要
所在地:サンパウロ州イトゥ市
稼動開始:2012年後半
生産品目:プレス品(シート部品、ドアフレームなど)
敷地・建屋:12万1000平方メートル(敷地)、2万3000平方メートル(建屋)