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延床16.7万m2(1期第1フェーズ)に着工

三菱地所、北京で敷地40万m2の物流施設プロジェクト

2016年10月28日 (金)
三菱地所・北京PJ-2-2
空白

国際三菱地所は28日、中国・北京で出資先の物流施設開発会社が総敷地面積39.5万平方メートルの大規模物流施設プロジェクトで1期第1フェーズ部分の開発に着手したと発表した。

同社は三井物産と共同で組成したSPC(特定目的会社)を通じ、現地建設会社が全額出資して物流施設の開発に取り組む「中国物流基礎設施」の第三者割当増資を引き受ける形で、同国での物流施設開発事業に出資参画する契約を締結している。

今回、中国物流基礎設施が着工したのは行政計画で全3期で形成されている「北京馬駒橋プロジェクト」の1期第1フェーズ部分で、39.5万平方メートルの敷地のうち10.7万平方メートルが対象。9月に着工し、2017年12月の竣工を目指している。

完成後は地上3階建て・延床面積16.7万平方メートルのランプウェイ付きマルチテナント型物流倉庫となる。事務所部分は4階建てと6階建て。

また、12.6万平方メートルを占める第1期第2フェーズも年末の着工に向けて準備を進め、残る2、3期についても今後、土地使用権を取得し、段階的に開発を進めていく方針だ。

北京馬駒橋プロジェクトは、北京市南東部の六環路と北京・天津高速道路が交わる交通の要衝に位置していることから、北京市中心部へのアクセスに優れ、同市では希少な物流施設に適した立地。

中国では、消費拡大に伴い物流施設の増強が求められており、特にECの発展によって物流機能の高度化ニーズが顕在化している。三菱地所は「三井物産・北京建設とともに、これまで培ってきた物流施設開発事業のノウハウや実績を活かし、北京だけでなく中国主要都市で多様化するニーズに対応可能な高機能・高品質な物流施設の開発・取得を進めていく」としている。

■第1期第1フェーズの概要
所在地:北京市通州区馬駒橋鎮
敷地面積:10万7243.98平方メートル
延床面積:16万7159.65平方メートル
構造:鉄骨造(屋根)、鉄筋コンクリート造(地上・事務所)
規模:地上3階建てランプウェイ付(一部エレベーター含む)、事務所部分は地上4・6階建て
用途:マルチテナント型物流倉庫
着工:2016年9月
竣工:2017年12月