ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

9月の石油統計、イラン・クウェートから原油輸入急増

2016年11月1日 (火)

調査・データ資源エネルギー庁が10月31日発表した9月の石油統計速報によると、原油輸入量は1544万kl、前年同月比0.8%減と3か月連続して前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(491万kl、8.4%減)、アラブ首長国連邦(398万kl、1.4%増)、カタール(152万kl、8.5%増)、イラン(149万kl、79.8%増)、クウェート(109万kl、33.7%増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は87.1%で、前年同月に比べて3.4ポイント増と11か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1459万kl(1.8%増)と2か月ぶりに前年を上回った。油種別では、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、B・C重油は増加したが、ガソリン、灯油、A重油は減少した。

燃料油の輸入は205万kl(35.4%減)と大きく落込み8か月連続して前年を下回った。輸出は308万kl(5.9%減)で2か月ぶりに前年を上回った。

国内販売は1343万kl(4.9%減)と12か月連続で減少。油種別にみると、B・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油は前年を下回った。在庫は1087万kl(3%減)で14か月連続して前年を下回った。ガソリン、ジェット燃料油、灯油は増加したものの、ナフサ、軽油、A重油、B・C重油は減少した。