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ニッコンHD、ブラジル物流合弁事業から撤退

2016年11月4日 (金)

国際日本梱包運輸倉庫の持株会社・ニッコンホールディングスは4日、同社が発行済株式総数の52.5%を保有するブラジルの物流合弁事業から撤退することを決めた。

2010年5月に設立した合弁会社「NKブラジル・ロジスティカ社」(サンパウロ州スマレー市)は同国内外で物流事業を展開してきたが、「一昨年からのブラジル経済の停滞に伴い急激に業績が悪化した」(ニッコンHD)。

15年後半から保有インフラの整備と高付加価値物流の提案、人員や効率改善によるコスト削減といった施策で打開を図ったが思うような改善に至らず、「今後の早期回復の見通しは立てられず、将来リスクを排除するため」継続を断念した。

11月から撤退に必要な手続きに入り、17年5月末までに撤退を完了する方針。現地業務は合弁パートナーが継続するという。