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井本商運、9年ぶり建造の499総トン型船進水

2016年11月7日 (月)
井本商運、9年ぶり建造の499総トン型船進水
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ロジスティクス井本商運は4日、499総トン型一般貨物・コンテナ併用船「ときわ」が広島県小池造船海運で3日に進水したと発表した。499総トン型船としては9年ぶりに建造となる。

同船は、主機関駆動軸発電機を装備し、同型と比べ3割の電力供給力をアップさせており、最大40本の冷凍コンテナを輸送する能力を持っている。加えて防爆ファンや防火構造隔壁により、艙内の危険物積載を可能としている。2017年2月末に引き渡しを受け、西日本航路に就航する。

同社は、コスト削減を目指して2004年から749総トン型の建造を進め、13年以降は2400総トン型の「さがみ」「さくら」、15年には7200総トン型「なとり」を建造するなど、大型化を図ってきた。07年建造の「てんま」を最後に、499総トン型船の建造から遠ざかっていたが、貨物や航路の特性を考慮した結果、今後も同型船のニーズがあると判断し、今回9年ぶりの499総トン型船として「ときわ」を建造することとした。