ロジスティクス福山通運が8日発表した9月中間決算は、人件費や傭車費用がかさみ12.7%の営業減益となった。
主力の運送事業で運賃是正に取り組み、1個30キロ以下の小口輸送で前期比0.2%、1件につき6個・121キロ以上の商業貨物で0.3%それぞれ単価アップを実現したが、商業小口と重厚長大品輸送では逆に0.5%前後の単価ダウンとなった。
また、トラックの積載率は前年度下半期の84%から、今上半期は81%へと低下。運行便の自社化率は0.4ポイントアップの85.9%となった。
下期は取扱量の減少を新規事業でカバーし、2016年3月期並みの売上を確保するが、人件費や傭車費の増加、車両更新による減価償却費の増加を織り込み、営業利益は14%の減益となる見込み。
2016年9月中間決算 |
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当期実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 125,477 | 0.2% | 62,682 | 0.5% | |
営業利益 | 5,218 | -12.7% | 4.2% | 2,372 | -17.1% |
経常利益 | 5,946 | -12.8% | 4.7% | -- | -- |
当期純利益 | 4,673 | -1.1% | 3.7% | -- | -- |