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センコー、国内外で相次ぎ物流拠点新設

2016年11月8日 (火)
センコー、国内外で相次ぎ物流拠点新設01
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ロジスティクスセンコーは8日、国内外で新たな物流拠点を開設すると発表した。国内は埼玉県加須市で同日、延床面積5万平方メートルの地上2階建て物流センターをオープン。海外はメキシコ・グアナファト州で2017年12月末に新センターを竣工し、18年1月から営業を開始する計画を明らかにした。

■加須新拠点は延床面積5万平方メートル、広大な敷地生かし2棟目計画
加須市の新拠点「加須PDセンター」は、昨年10月に開通した圏央道桶川加納IC-白岡菖蒲ICによって首都圏各地へのアクセスが飛躍的に改善した埼玉県北部エリアに立地。

同社は圏央道沿いだでに「狭山PDセンター」「西関東ロジスティクスセンター」などの物流拠点を運営しており、新センターも圏央道、東北自動車道のインターチェンジとのアクセスに優れた「首都圏全域をカバーする物流拠点」として荷主に提案する。

延床面積5万平方メートルの建物の両側には92台のトラックが接車できる高床式のトラックバースを設け、貨物の積み降ろしの効率を高めたほか、天井を高めに設計し、多な貨物の形態に対応する。施設内には仕分けを行うソーターを導入し、作業の効率化につなげる。

屋根には発電能力2メガワットの太陽光発電装置を設置し、売電事業を行う。

新拠点が建つ敷地は10万5000平方メートルの広さがあり、今後は残るスペースを利用して2棟目の物流センターを建設し、首都圏北部エリアの事業基盤を強化する計画。

■域内混載と保管で自動車関連の需要取り込み図る
メキシコでは、自動車メーカーや自動車部品サプライヤーの工場進出が続いていることから、これらの需要の取り込みを図るため、グアナファト州レオン市に物流センターを建設し、2018年1月に営業を開始する。バビオ地区内の混載輸送、自動車メーカーとサプライヤー間の集荷・配送の拠点として運用する。

センコー、国内外で相次ぎ物流拠点新設

また、メキシコへ進出する日系企業のプラントの輸入業務、メキシコに拠点を持たない日系企業の同国向け貨物の一貫サービスを提供する。

同社はメキシコでことし1月、SENKOメキシコ社を設立し、2か所の賃借物件で倉庫事業を展開しているほか、トラック輸送を手がけている。

新センターの稼働により、規模と機能を拡充し、米国拠点を含めた北米事業の拡大につなげる。

■新物流センターの概要
施設名:加須PDセンター
所在地:埼玉県加須市中ノ目7
構造:鉄骨造地上2階建て
敷地面積時10分万4900平方メートル(3万1700坪)
延床面積:4万8200平方メートル(1万4600坪)
倉庫面積:4万1000平方メートル(1万2400坪)
設備;ソーター(自動仕分け装置)、貨物用エレベーター2基、垂直搬送機7基、ドックレベラー3基、クライミングレベラー2基、トラックバース(接車台数92台)、太陽光発電装置

■レオンロジスティクスセンター(仮称)の概要
所在地:メキシコグアナファト州レオン市ピルバ工業団地
敷地面積:6万1150平方メートル
延床面積:1万5500平方メートル(計画)
構造:鉄骨造平屋建て(事務所一部2階建て)
竣工時期:2017年12月末
営業開始時期:2018年1月