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トランプ氏当確で「短期的には日系企業にマイナス影響」

米国進出の運輸業450拠点、東京商工リサーチ調べ

2016年11月9日 (水)

話題東京商工リサーチ(TSR)のまとめによると、次期大統領にドナルド・トランプ氏の当選が確実となった米国に進出している日系運輸業の拠点数は450拠点にのぼり、全業種の8.98%(拠点数ベース)を占めていることがわかった。

最も多い業種は製造業の1677拠点で全体の33.4%を占める。産業を細分化した業種別では、貨物輸送手配業が77拠点で6位だった。

トランプ氏はTPPに批判的な立場にあるとされていることから、同社は「輸出の形態で現地拠点に製品を供給し米国内で販売する商流の日系企業の業績に暗い影を落としかねない」と指摘し、「日系企業の業績に短期的にはマイナスの影響を与えることが想定される」との予測を示した。