SGH財団、海外からの留学生19人に2年間の奨学金

環境・CSRSGホールディングスグループが資金を拠出する公益財団法人SGH財団はこのほど、2016年度の奨学生採用証書授与式を京都で開催した。

31期生となる「SGH奨学生」19人の内訳は学部生9人、大学院生10人で、大学の学長から推薦を受けた私費留学生92人の応募があり、審査を経て採用された。財団は奨学生に奨学金月額10万円を2年間支給する。

ホテル日航プリンセス京都で行われた採用証書授与式では、栗和田榮一理事長が奨学生一人ずつに採用証書を手渡し、奨学生代表のベトナムからの留学生・チャンゴクダミさん（武蔵野大学大学院1年）は「日本で学んだ知識と、留学で積んだ経験を活かすことで、ベトナムのストリートチルドレンへの支援につなげたい」と挨拶した。

採用証書授与式に先立ち、奨学生は佐川美術館を訪問し、日本画（平山郁夫氏）、彫刻（佐藤忠良氏）、陶芸（樂吉左衞門氏）などの作品を鑑賞した。また、清水寺や祇園などを訪れ、着物着付け体験や万華鏡手作り体験を通して、日本の伝統や文化に触れた。