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NEXCO西日本調べ

東九州道開通から半年、南北軸支える物流経路効果

2016年11月10日 (木)

拠点・施設東九州自動車道が4月24日に開通して6か月が経過し、北九州市から宮崎市までを南北に1本の高速道路で結ぶ同ルートの開通効果が明らかになってきた。

西日本高速道路(NEXCO西日本)のまとめによると、地震発生後、大型車が九州道から東九州道へ転換し、大型車交通量がおよそ3倍に増加。九州南北軸を支える物流経路として、東九州道が既存インフラをバックアップする機能が確認された。また、東九州道の早期通行確保により、安定的な飼料の確保や食物出荷に寄与する効果もあった。

大分県中津市から大分市の集荷拠点を経て関東・関西へとトラックを運行させていたある運送会社は、「東九州道整備に伴う企業進出により、取扱貨物量が増えることを見越し」、集荷拠点を北九州市へ移転した結果、関東方面翌日便の集荷期限が7時間増え、生鮮品の取扱量も増えたという。

このほか大分県漁業協同組合中津支店では、2014年から国内初となる干潟養殖牡蠣「ひがた美人」の販売を開始したが、集荷時間が拡大し、関東方面の昼からの電話注文でも翌日着が可能となった。

 東九州道