ロジスティクスセイノーホールディングスが11日に発表した9月中間決算は、主力の輸送事業が堅調に推移したことを受けて営業利益が10.8%の増益(前年同期比)となった。
4-6月期に比べて7-9月期は売上の伸びがやや鈍化したものの、前年同期比ベースで2桁の利益増を確保し、通期予想に対する進捗率は売上・利益ともに50%近い水準で上半期を終えた。
輸送事業は、子会社の濃飛西濃運輸が各務原支店(岐阜県各務原市)の隣地に「各務原物流センター」を新築したほか、中核事業会社の西濃運輸では、新規荷主獲得を中心とした貨物輸送量確保、運賃・料金の適正収受に注力。部門売上が1.9%の増収、同利益は11.3%の増益で着地した。
下半期は貨物輸送量の増加が望めないとして、これまでの通期予想から売上高を50億円引き下げ、通期売上高5610億円(1%増)、営業利益265億円(1.2%増)、最終利益172億円(8.8%減)と、最終減益を見込む。
2016年9月中間決算 |
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当期実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 275,921 | 2.2% | 138,918 | 0.1% | |
営業利益 | 12,526 | 10.8% | 4.5% | 6,428 | 10.4% |
経常利益 | 13,417 | 8.9% | 4.9% | -- | -- |
当期純利益 | 8,498 | 9.1% | 3.1% | -- | -- |