ロジスティクス日本郵政が14日に発表した9月中間決算によると、日本郵便の上半期の業績は、郵便・物流事業と金融窓口事業の収益が改善した一方、国際物流事業は豪トール社が不振だったのが響き、営業損益が27億円悪化して270億円の損失となった。
郵便・物流事業は、郵便料金割引の見直しで郵便物取扱収入が増加したほか、ゆうパック、ゆうメールの取扱収入、レターパックの販売収入も伸びて140億円の増収。料率上昇による法定福利費の増加や人件費単価の上昇で費用が121億円増えたものの、営業損益は前中間期から19億円改善し、429億円の赤字だった。
トール社は豪州経済の景気回復の遅れで国内ネットワーク部門の利用が減少し、国際海上・航空輸送需要の低迷もあって3億5900万豪ドルの減収、営業利益(EBIT)は8800万豪ドルの減益となった。
2016年9月中間決算 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
当期実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
|
売上高 | 1,785,254 | 8.9% | 887,011 | -2.5% | |
営業利益 | -27,035 | -- | -- | -30,250 | -- |
経常利益 | -27,610 | -- | -- | -- | -- |
当期純利益 | -28,743 | -- | -- | -- | -- |