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新日鉄住金と住商、東南アジアで鋼管継手の生産開始

2016年11月15日 (火)

拠点・施設新日鉄住金と住商、東南アジアで鋼管継手の生産開始新日鉄住金と住友商事は15日、両社がVallourec Tubes社と共同で設立した、東南アジアに位置するブルネイの継手加工会社VAMR BRNが、11月から鋼管継手の商業生産を開始したと発表した。鋼管継手の生産能力は年間1万8000トンとなる。

新日鉄住金と住友商事は、ブルネイでの原油・天然ガス生産会社ブルネイシェル社へ40年以上にわたりエネルギー開発用のシームレス油井管を納入してきた。今回新たにブルネイ国内初の鋼管継手加工会社VAMR BRNの商業生産開始により、ブルネイの現地雇用にも貢献する。

また、住友商事はVAMR BRNに隣接するストックヤードを併設し、ジャストインタイムでのサプライチェーンマネージメント体制を構築し、2017年1月からサービス提供を開始する。

両社は昨今のエネルギー掘削条件の高度化を背景に、石油・天然ガス開発用シームレス油井管をつなぐ特殊継手の需要は、中長期的に増加傾向にあり、VAMR BRN社を通じて安定的にシームレス油井管を供給できる体制を確立していく。

■VAMR BRN概要
会社名:VAMR BRN
所在地:ブルネイ・ムアラ地区バンダルスリブガワン近郊
従業員:110人
投資額:3600万USドル
主要設備:小径ネジ切りライン、中径ネジ切りライン
生産能力:年間1万8000トン
商業生産開始:2016年11月
株主構成:新日鉄住金(60%)、OMS30%(住友商事の100%子会社)、Vallourec Tubes(10%)