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JR貨物、黒字化達成目指し社内プロジェクト発足

2016年11月16日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、鉄道事業の黒字化達成へ「業務そのものを抜本的に見直す」ための組織として、「業務創造推進プロジェクト」(仮称)を10月27日に発足したと発表した。

同社は鉄道事業の黒字化を目的とした中期経営計画の最終年度を迎えており、間もなく会社設立から30年の節目を迎えるタイミングで、業務の抜本的な見直しにより、黒字化に向けた強い意思を示す狙いがあるとみられる。

プロジェクトは「従来、当社が進めてきた取り組みとは一線を画すもの」と位置付け、これまでの経費や要員数を減らすことを中心とした取り組みではなく、積極的な「ヒト・モノ・カネ」を投入し、「本社、支社、現場といった垣根を越えて前向きな議論をどんどん進め、社員一人ひとりが働き甲斐を感じられるよう、仕事の進め方や諸制度などを抜本的に見直し、実行していく」。

「ワーキンググループ」「プロジェクトチーム」「本部」の3組織で構成し、WGをメインエンジンに位置付け、取り組みテーマに応じて複数設置。改革の意識がある業務のプロフェッショナルをメンバーとして全社から集め、メンバーはWGとして取り組む具体的なテーマを設定。実現に向け、「ヒト・モノ・カネ」に縛られることなく自由闊達に議論をする。また、社外の専門家の指導を受けながら、具体的な改革案を策定・提言し実行していく。

PTは、WGの取り組みを支援する組織として設置し、全社的な観点からWGの取り組みに対して助言やWGの取り組みが円滑に進むように系統間の横つなぎを担う。本部は会社の経営判断を行う経営会議メンバーと各支社長で構成。WGが策定・提言した具体的な改革案を吟味し、実行の最終決定を行う。