JSP、三重県の発泡ポリプロピレン成型工場を増設

拠点・施設JSP（東京都千代田区）は16日、三重県四日市の発泡ポリプロピレン「ピーブロック」成型工場を増設すると発表した。投資額は18億円で、2018年12月に完工する。

ピーブロックは同社の主力製品で、緩衝性、軽量性を評価され自動車のバンパーコア材・内装材・リアシートコア材などに幅広く用いられており、現在鹿沼第二工場、四日市第二工場、北九州工場で生産したビーズを子会社を含む成型メーカーに供給している。

燃費向上を目的とした自動車軽量化の流れにより、高機能発泡樹脂の自動車部品への採用が拡大しており、ピーブロックの需要は年々拡大。現在では新たにリアシートコア材に既存素材の代替として採用することで大きく軽量化が実現しており、北米、欧州では相当量のピーブロックを生産・販売していたが、日本でもリアシートコア材への採用の動きが見えてきたことから、需要に対応するため成型工場の増設を決めた。