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JMU、省エネ船「アギオスファノウリオスワン」引渡し

2016年11月22日 (火)
JMU、次世代省エネ船「アギオスファノウリオスワン」引渡し
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荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は22日、有明事業所(熊本県長洲町)で建造していた、セントファノウリオスカンパニー向け「アギオスファノウリオスワン」を引き渡したと発表した。

同船は、最新規則を適用しつつ燃費性能の大幅向上を目指して開発された次世代省エネ船「Gシリーズ」のVLCC。同船型としてはコンパクトながら浅喫水時の載貨重量最大化を追求し、マラッカ海峡通峡を含む東西トレードに対応できるよう柔軟性を高めている。

独自技術のサーフバルブなどの最新省エネデバイスを備えたほか、実海域性能の向上を目的とした船首形状、低風圧型居住区を採用。低回転・ロングストロークタイプのNOx排出規制ティア2対応の電子制御主機関、高効率の大直径プロペラを採用することで、従来船を上回る性能となっている。

また、バラスト水処理装置を標準装備し、環境にも配慮している。

■主要目
主要寸法:全長330メートル×幅600メートル×深さ29.35メートル×喫水21.411メートル
載貨重量:29万9996トン
総トン数:15万6341トン
主機関:MANB&W7G80ME-C9.2
航海速力:15.80ノット
定員:28人
船級:ABS
船籍:マルタ