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DHL、供給網の全体像可視化する新サービス

2016年11月29日 (火)

サービス・商品DHLは、多国籍企業が一次サプライヤーやその下請け企業を含むサプライヤーネットワークの全体像を可視化することができるシステムを導入した。

DHLレジリエンス360「トランスペアレンシーポータル」を導入し、サプライチェーン管理・分析の領域をさらに拡大したもので、このオンラインコラボレーションサービスを活用することで、多国籍企業は一次サプライヤーだけでなく、その下請け企業を含めたサプライヤーネットワークの全体像を可視化することができる。

グローバル化によりサプライチェーンの規模が拡大し複雑化し、多くの企業が自社のサプライヤーネットワークを把握しきれなくなった結果、「リスクレベルを正確に評価できなくなっている」ことが課題化していた。

そこで、トランスペアレンシーポータルでデータ収集を行うことにより、自社のネットワークを理解し、最終的には事業継続性を高めることができるサービスを提供することにした。

サービスは単独で利用することも可能だが、DHLレジリエンス360のリスクアセスメント、インシデントモニタリングソリューションと組み合わせることで、提携する全サプライヤーもDHLレジリエンス360にアクセスできるようになる。

導入効果として、同社は「サプライチェーン寸断を引き起こすような不測の事態が発生した場合に、迅速な復旧によりブランドイメージの低下を回避する」「サプライチェーンリスクと単一障害点(SPOF)を明確にすることで、保険費用の削減にもつながる」と新サービスの意義を強調している。

■DHLレジリエンス360の詳細(英語)
http://r360.dhl.com