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原油輸入の中東依存度10ポイント増、12か月連続上昇

2016年12月1日 (木)

調査・データ資源エネルギー庁が11月30日発表した10月の石油統計速報によると、原油輸入量は1506万キロリットル(kl)、前年同月比2.1%減と4か月連続して前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(622万kl、19.4%増)、アラブ首長国連邦(339万kl、1.3%減)、カタール(108万kl、3.2%増)、クウェート(105万kl、11.7%増)、イラン(99万kl、32.1%増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は87%で、前年同月に比べて10ポイント増と12か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1399万kl(3.7%減)と2か月ぶりに前年を下回った。油種別では、ナフサ、ジェット燃料油、B・C重油は増加したが、ガソリン、灯油、軽油、A重油は減少した。

燃料油の輸入は214万kl(33.5%減)と大きく落込み9か月連続して前年を下回った。輸出は236万kl(18.6%減)で2か月ぶりに前年を下回った。

国内販売は1420万kl(2.1%減)と13か月連続で減少。油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油は前年を上回ったが、ナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は1042万kl(5.8%減)で15か月連続して前年を下回った。ジェット燃料油、軽油は増加したものの、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油、B・C重油は減少した。