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川崎重工、4000台積み自動車船「オートエナジー」引渡し

2016年12月2日 (金)

荷主川崎重工、4000台積自動車運搬船「オートエナジー」引渡し川崎重工業は1日、ノルウェーのユーイーシーシーアイオーエム向け4000台積み自動車運搬船「オートエナジー」を11月29日に中国・南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)で引き渡したと発表した。

同船は、主機関・発電機機関に二元燃料エンジンを採用した自動車運搬船。重油、LNGを燃料として使用可能で、国際海事機関(IMO)による各種排ガス規制に対応可能となっている。

LNG使用時は、従来の重油焚き主機関と比べて、排気ガス中のCO223%、窒素酸化物(NOx)13%、硫黄酸化物(SOx)92%、粒子状物質(PM)37%の排出量を削減することができるほか、EEDI規制のフェーズ3を達成している。

倉内はスペースを有効利用できる船体構造を採用し、標準車を3985台積載できるスペースを確保した。乗り込みデッキには、危険物を積んだ車両の積載が可能。10層のカーデッキのうち、2層は可動式となっており、この可動式デッキを格納することにより、2層分の高さが確保され、バスやトラックなどの大型車を含む多様な車種の積載に対応できる。

■主要目
全長:181メートル
長さ(垂線間長):170.5メートル
幅(型):30メートル
深さ(型):30.22メートル
満載喫水(型):9.6メートル
総トン数4万2424トン
載貨重量:1万6990トン
自動車積載台数:3985台
主機関:MAN B&W 8S50ME-C8.2-GI ディーゼル機関1基
連続最大出力:1万1000キロワット×113回転/分
定員:30人
船級:ロイド船級協会(LR)
船籍:マデイラ