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名村造船、浅喫水の3.4万トン型バルク船が竣工・引渡し

2016年12月7日 (水)
名村造船、浅喫水の3.4万トン型バルク船が竣工・引渡し
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荷主名村造船所が伊万里事業所(佐賀県)で建造していたゴールドチャンスシッピング向けの3万4000トン型ばら積み運搬船「NANAIMO BAY」が竣工し、6日に引き渡しが行われた。

運搬船は名村造船グループの函館どつくと共同開発したハンディサイズバルクキャリア「ハイバルク34E」シリーズの第34番船で、穀物、石炭、鉄製品、ログなどを運搬するバルクキャリアとして浅喫水船をコンセプトとしながら、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型が特徴。

推進性能の向上と電子制御式主機関の採用で燃料消費量を抑える機能のほか、貨物艙はすべてセミボックス形状で広い艙口を備える。デッキ上にログ積みを行うため、上甲板に固定式、起倒式のスタンションを装備した。

また、ハッチカバー間の船体中心線上に4基のデッキクレーンを装備し、荷役設備がない港湾でも荷役作業を行うことができるよう配慮した。