東急コミュニティー、スタジアム点検にドローン投入

サービス・商品東急コミュニティーは8日、エコパスタジアム（静岡県袋井市）の管理業務に自動航行ドローンを活用した空撮システムを導入すると発表した。

静岡県最大規模の競技場であるエコパスタジアムで、ドローンを用いた土木測量を手がけるテラドローン（東京都渋谷区）との共同事業として空撮用にドローンを導入し、業務品質と効率を高める。

これまでスタジアム屋根部分の点検目視業務は作業員が実施していたが、時間がかかり危険も伴う作業だったことから、自動運行ドローンをあらかじめ運行管理システムで指定したスタジアム屋根部分に飛ばし、カメラによる目視点検業務を行う。

これにより、従来以上に広範囲で詳細に点検業務を行うことができるようになるほか、安全性と効率も高まるとみている。また、専門の作業員が長時間かけて実施していた屋根幕の穿孔（穴）のチェックについても、カメラで撮影して判定することを検討している。

今後は「2社で実績を積み重ねながら、ドローンのさらなる活用策を検討するとともに、品質向上に取り組む」としている。同社は静岡県サッカー協会グループの構成企業となっており、2011年から同競技場の管理業務を担っている。