ローソンとパナ、完全自動セルフレジの実証実験を開始

荷主ローソンとパナソニックは12日、大阪府守口市の実験店舗「ローソンパナソニック前店」で完全自動セルフレジ機「レジロボ」の実証実験を開始する。2017年2月にはRFID（電子タグ）を導入した実証実験を行い、将来的には精算時のスキャン登録をなくしたスピーディな精算で顧客の利便性を高める計画。

レジロボは、顧客が自身でバーコードをスキャンした商品を専用の「スマートバスケット」に入れ、バスケットごと専用レジに設置するだけで自動的に精算と袋詰めをするシステム。

店員がレジで商品のスキャン登録や袋詰めをする必要がないため、店舗オペレーションの省力化につながると期待されている。今後は、バーコードの代わりに、通信情報のやり取りができる商品スキャンの必要のない電子タグのRFIDを取り付け、顧客の利便性向上と生産性向上を図る。

パナソニックは製造業で培った工場の生産性向上ノウハウやメカトロニクス技術、センシング技術を活用し、顧客の精算とレジ作業の時間の短縮、顧客が使いやすいセルフレジ機としてレジロボを開発。13年からローソンとの協業プロジェクトを立ち上げ、健康、環境、ICTをテーマに活動している。