名村造船、チームウェイシッピング向けばら積船竣工

荷主名村造船所はこのほど、伊万里事業所（佐賀県）で建造していたチームウェイシッピング向け3万4000トン型ばら積み運搬船「NARUTO STRAIT」が竣工し、同日引き渡したと発表した。

運搬船は同社グループの函館どつくと共同開発したハンディサイズバルクキャリア「ハイバルク34E」シリーズの第35番船。

穀物、石炭、鉄製品、ログなどを運搬するバルクキャリアとして浅喫水船をコンセプトとし、高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型となっている。

推進性能の向上とともに電子制御式主機関を採用し、燃料消費量を抑えたほか、貨物艙はすべてセミボックス形状で広い艙口を備えた。

各ハッチカバー間の船体中心線上に4基のデッキクレーンを装備し、荷役設備がない港湾でも荷役作業を行うことができるよう配慮している。

■主要目
全長：179.96メートル
幅（型）：30メートル
夏季満載喫水（型）：9.8メートル
総トン数：2万1538トン
載貨重量：3万4391トン
主機関：MAN B&W 6S46ME-B8.3 1基
定員：24人
船級：日本海事協会
船籍：香港