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三井物産、中国黒竜江省で穀物集荷事業へ参画

2012年2月9日 (木)

産業・一般三井物産は8日、中国の黒竜江農墾北大荒商貿集団有限責任公司(北大荒商貿)との間で、同公司の100%子会社である北大荒糧食物流有限公司(糧食物流)による第三者割当増資を引き受けることで合意したと発表した。

 

中国政府機関の許認可などの先行条件を満たした後、三井物産は糧食物流の持分の40%を保有する。これにより、同社は中国有数の穀物生産地域である黒竜江省でトウモロコシ、大豆など穀物の集荷・販売・物流事業に参画する。

 

北大荒商貿は、中国国家農業部傘下の黒竜江省農墾総局が100%の持分を保有する国営企業で、穀物、農業製品、農業機器、肥料などの農業資材や石油などを取り扱っている。また、糧食物流は、黒竜江省を中心に複数の穀物集荷拠点を保有しており、2011年には161万トンの穀物取扱実績がある。

 

糧食物流は今回の増資資金を活用して集荷施設の拡充などに努め、2015年までに穀物取扱量500万トン、売上高約100億元を目指す。