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三菱ふそう、成田市にスマート機器導入の新拠点開設

2016年12月27日 (火)

サービス・商品三菱ふそう、成田市にスマート機器導入の新拠点開設三菱ふそうトラック・バスは26日、「新たなディーラーコンセプト」に基づくという国内サービス拠点として「南関東ふそう成田支店」(千葉県成田市)の全面リニューアルを終え、オープニングイベントを行った。

同社は4月に「ライトハウスプロジェクト」と称した部門横断チームを発足させ、拠点リニューアルを推進。具体的には、コンセプトに沿って(1)「FUSO」の標準デザインに基づいた外観の改装(2)ラウンジをイメージした顧客待合室(3)マルチモニターの設置による作業状況を見える化(4)クリーンな内外装への変更(5)整備ツールBoxや車両リフターの導入(6)タブレット端末「F-Count」の採用による作業効率化(7)「スマートグラス」採用による品質向上・作業効率化(8)営業・メカニックへの体系化したトレーニング・資格制度の追加(9)メカニックのユニホームの一新――と幅広い取り組みを進めている。

これらを反映した店舗の「第1弾」としてリニューアルした南関東ふそう成田支店は、東関東自動車道成田ICからのアクセスが良好で、成田国際空港に隣接していることもあり、近隣の物流を支える重要な拠点となっている。整備工場は、整備ライン(大中小整備ストール・検査場)を合わせて15ストール設けるとともに、最新式の車両リフトを導入した。

三菱ふそう、成田市にスマート機器導入の新拠点開設

▲初導入したスマートグラス

また、業界初となるスマートグラスを整備現場に採用し、メカニックの目線と同じ位置にカメラが装着されるように調整することで、修理のポイントや不具合の状況をリアルタイムで映像・音声を共有できるよう配慮した。このシステムは、川崎の本社にある品質保証部門のテクニカルインフォメーションセンターと連携が可能で、適切な整備のアドバイスによって顧客車両の素早い整備に対応できるという。

三菱ふそう、成田市にスマート機器導入の新拠点開設

同社の三輪為夫副社長・三菱ふそうセールスジャパン本部長は「車両の整備が高度化する中、顧客の物流(ビジネス)を止めない拠点として、高い技術を持つメカニックによる迅速かつ高品質なサービスを提供するとともに、顧客に満足いただける空間に仕上げた。三菱ふそうの旗艦店として、この成田支店が、文字通り当社の行く先を示す灯台となることを願っている」と新コンセプトに基づいた店舗への自信を示す。

同社では福岡支店(九州ふそう)、津支店(仮称、東海ふそう)、仙台支店(東北ふそう)の3拠点を2017年前半までにリニューアルする計画だ。

■南関東ふそう「成田支店」の概要
所在地:千葉県成田市新泉11-3
営業時間:8時30分-19時
定休日:日曜・祝日
業務内容:三菱ふそう製トラック・バスの販売、整備、部用品販売、中古車販売、保険商品販売