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日本機械輸出組合調べ

10月の機械輸出額9.9%減、13か月連続マイナス

2016年12月27日 (火)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)はこのほど、10月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆8662億円で前年同月と比べて9.9%減り、13か月連続で減少した。

JMCによると、10月の減少は韓国・台湾向けを除いた5地域向けで伸び率がマイナスとなったこと、自動車、電子ディバイス、軽電気機械など主要な21輸出業種のほとんどがマイナスとなったことによるもの。為替・営業日要因が12.9%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は3.4%増と3か月ぶりのプラスとなった。

輸入額は1兆9037億円で11.9%減となり、12か月連続でマイナスだった。

輸出額の地域別では、北米向けが9.5%減、中国向け(11.1%減)、ASEAN・南アジア向け(10.9%減)、EU向け(9.7%減)、韓国・台湾向け(1.7%増)、「その他地域」向け(14.5%減)――と4地域で減少。

業種別では機械輸出額の37%を占める自動車(8.6%減)をはじめ、ほか20業種がマイナスとなり、このうち13業種が二桁減だった。

JMCでは11月の輸出について「為替・営業日要因は2.7%の減少寄与要因となる」としているが、12月19日発表の貿易統計によると、11月の機械輸出は0.5%減少だった。