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新拠点18年開設、三温度帯対応スペースも確保

センコー、中国事業拡大へ上海紡織グループと提携

2016年12月28日 (水)
センコー
空白

ロジスティクスセンコーは2018年1月から中国・上海で新設される物流センターを借り受け、上海紡織集団のアパレル製品、自動車用シートなどの物流を展開する。

センコー側で主体となるのは現地子会社「上海扇拡国際貨運」(上海市)で、上海紡織集団傘下の「上海紡織集団国際物流」と中国でサプライ・チェーン構築や人材育成など広範囲なパートナー関係に向け、22日に業務提携を結んだ。

上海紡織集団は中国最大手の総合繊維企業で、コア事業のアパレル製品、自動車用シート、生活用品などのライフスタイル関連商品の製造・販売を展開し、中国国内の店舗数は6000件に上る。国内販売の拡大やASEANからの原材料調達の強化、輸出入取引の拡大といった方針を打ち出し、海外事業にも注力する戦略で、物流基盤の整備・拡大を必要としていた。

センコーは上海紡織物流との提携により、上海紡織集団が取り扱うアパレル製品、自動車用シートなどの物流ネットワークを構築し、中国事業を拡大する。具体的には上海紡織物流が上海市青浦区に建設する物流センターを上海扇拡が賃借し、2018年1月から業務を開始する。

新センターは常温に加え、冷凍・冷蔵エリアを設置した三温度帯対応拠点とし、センコー、ランテック、シノトランスエアの3社合弁による冷凍・冷蔵物流ネットワークの拠点としても使用する計画。

■新センター概要
所在地:上海市青浦区重固鎮
建物構造:鉄筋コンクリート造・2階建て
敷地面積:5万平方メートル
延床面積:2万2000平方メートル(うち4000平方メートルは冷凍冷蔵エリア)

冒頭画像は両国旗を持つ田中専務(センコー)、その左が横田董事長(上海扇拡)、田中専務の右から順に、沈耀慶副総裁(上海紡織集団)、黄杰執行総経理(上海紡織集団)、戚孟術総経理(上海紡織物流)。