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経産省調べ

17年1-3月の鋼材需要見通し、前年同期比1.4%減

2016年12月28日 (水)

調査・データ経済産業省は27日、2017年1-3月期の鋼材需要見通しを公表した。1-3月期の鋼材需要量は前期(16年10-12月期)に比べて1.4%減少するものの、前年同期比(16年1-3月期)では1.5%増の2382万トンとなる見通し。

国内建設部門の需要は、前期比では季節的要因により減少。前年同期比では、土木需要の増加や相続税対策による貸家が堅調なこと、低水準な住宅ローンによる持家の持ち直し、物流設備需要の堅調な推移が見込まれることなどにより増加。

国内製造部門の需要は軽自動車の販売低迷は続いているものの、季節的要因や新型車投入効果による登録車の回復による自動車需要の増加が見込まれることにより前期比、前年同期比ともに増。

普通鋼の鋼材輸出は、前期比では、原油安が続くことによるエネルギー案件の受注減が見込まれることにより減少。前年同期比では、横ばい

今期の粗鋼需要量は2630万トンで前期比0.6減、前年同期比1.8%増となる見込み。