ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

港湾の高潮対策事前準備マニュアル策定へ検討開始

2017年1月5日 (木)

環境・CSR国土交通省は5日、高潮などの自然災害に対して港湾の特性を考慮し、想定されるリスクへの対策を時系列に沿ってまとめる「高潮対策事前準備マニュアル」(仮称)の策定に向け、11日から検討を開始すると発表した。

臨海部では、物流機能だけでなく石油化学コンビナートなどの生産機能が高密度に集積しているが、これら機能の多くは防潮堤などの海岸保全施設より海側にある「堤外地」に集まっていることから、高潮などの被害を受けやすく、暴風、高波といった減少にも注意する必要がある。

国交省では、これらに対して減災・防災のための事前の準備が必要だとして高潮対策事前準備マニュアルを整備する必要があると判断し、マニュアル策定に向けて「港湾の堤外地等における高潮リスク低減方策検討委員会」を設置。

11日に初会合を開き、「荷役機械を含むコンテナヤードの被災事例と対策の現状」などについて話し合う。マニュアルは今年度の検討を踏まえ、17年度中にとりまとめる方針。