ニチユ三菱、ユニキャリアの買収完了

M&Aニチユ三菱フォークリフトは5日、ユニキャリアの株式65％を所有する三菱重工フォークリフト＆エンジンターボホールディングス（M-FET）から全所有株を取得し、1日付で完全子会社化が完了したと発表した。

三菱重工業の統括会社M-FETは、傘下のニチユ三菱フォークリフトに対する議決権比率を51％に引き上げるとともに、ユニキャリアの全所有株をニチユ三菱に譲渡した。フォークリフトを中心とした物流機器事業のPMIを加速させ、相乗効果をさらに追求していく。

M-FETは10月をメドにニチユ三菱とユニキャリアを経営統合させ、「世界トップクラスの総合物流メーカー」を目指す。

三菱重工は、M-FETを独立経営事業会社として昨年3月に発足させ、物流機器事業、エンジン・エナジーおよびターボチャージャ事業を傘下に置き、統合的な経営により、相乗効果や組織のスリム化などを通じた事業規模拡大と収益力向上に取り組んでおり、今回この一環として買収することとした。