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米国で19の荷主と物流企業・団体が輸送改善団体立ち上げ

2017年1月12日 (木)
米国で19の荷主と物流企業・団体が輸送改善団体立ち上げ
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国際フェデックス、UPS、アマゾンなど輸送にかかわる19の物流・荷主企業や団体は11日、輸送システムの安全性と効率性の改善に取り組む団体「Americans for Modern Transportation」(AMT)を設立した。

AMTは現代のビジネスと消費者のオンデマンドニーズを満たすためには輸送システムの安全性と効率性の両方を改善することが欠かせないとして、全米の企業や消費者に製品・消費財輸送の近代化政策を提唱していく。

具体的には、安全性を最優先課題に掲げ、労働力開発やドライバー教育、安全運転技術・道路の改善といった安全性の向上に取り組むほか、企業の排出量削減と燃費向上活動をサポートすることで、輸送効率の向上を環境の質向上によって経済と国家安全保障の強化につなげる。

また、自動車と道路などのインフラ間の通信システムやほかの安全技術のような「スマートで適応性の高い自動車技術」について、トラックに適用すべきか、安全性が十分かどうかを調査する。

例えば2台の33フィート車両を連結して走行できるよう連邦政府や州政府に働きかけることで、「劇的に道路上のトラック台数を減らす」ことができるほか、燃料を年間2.04億ガロン節約し、高速道路の事故を減らすことができる――としている。