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アドバンストM、MonotaRO物流拠点で音声認識実験

2017年1月16日 (月)
アドバンストM、MonotaRO物流拠点で音声認識実験
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サービス・商品アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は16日、音声認識インカムサービス「AmiVoice INCOM」と音声認識・音声対話専用のバッジ型ウェアラブルマイクデバイス「AmiVoice Front WT01」の実証実験を、工場や倉庫向けインターネット通信販売を手がけるMonotaRO(モノタロウ)の尼崎ディストリビューションセンター(兵庫県尼崎市)で実施したと発表した。

尼崎ディストリビューションセンターは、地上4階建て、延床面積4万4000平方メートルの物流拠点。これまで、センター内の連絡手段として、特定小電力トランシーバー(インカム)を使用していたが、「フロアをまたいだ通信が繋がりにくい」「音質が悪く聞き取りにくい」「雷やトラックなどの電波障害で繋がらない」など、情報共有に課題を抱えていた。

実験では昨年9月から1か月、AmiVoice INCOM・AmiVoice Front WT01とスマートデバイスを連携使用して実施。

アドバンストM、MonotaRO物流拠点で音声認識実験2AmiVoice INCOMはインカム・トランシーバー・携帯電話・PHSなどの業務端末を1台のスマートデバイスに集約することができるクラウド型の通話サービスで、一斉同報のインカム通話を音声認識でテキスト化し、音声と共に通話・時間・発話者のテキスト情報をそれぞれの端末とPCブラウザで表示する。これにより、IPネットワークに接続して音声通話を行うため、離れた場所でも音声の途切れや乱れがなく利用できる。

また、AmiVoice Front WT01を使うことで、倉庫内の音が聞き取りにくいエリアであってもクリアな音声でやりとりすることができるほか、一斉同報は音声認識で文字化されるため、聞き逃したインカム通話の履歴をいつでもスマートデバイスから確認できるようになった。現場間の連絡漏れが軽減し、業務がスムーズになったという。

今後は実験結果をもとに、今春から茨城県の笠間ディストリビューションセンターに両製品を本格導入。インカム利用に加え、1対1通話、グループ通話などでの利用も見込んでいる。