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日本機械輸出組合調べ

機械輸出額が14か月連続減、2016年11月

2017年1月16日 (月)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は13日、2016年11月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆8978億円で前年同月と比べて1%減り、14か月連続で減少した。

JMCは、「その他地域、EU、ASEAN・南アジアの3地域向けがマイナスとなったこと、自動車をはじめ、主要な21輸出業種の半分以上がマイナスとなったことなどによる」と分析。為替・営業日要因が2.8%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は1.9%増と2か月連続のプラスとなった。

輸入額は1兆9340億円で8.4%減となり、13か月連続でマイナス。

輸出額の地域別では、北米向けが0.1%増、中国向け(6.2%増)、ASEAN・南アジア向け(0.7%減)、EU向け(4.5%減)、韓国・台湾向け(12.2%増)、「その他地域」向け(15.1%減)――と3地域で減少。

業種別では機械輸出額の21業種中9業種がプラスとなり、このうち鉄道車両(66%増)と建設機械(10.6%増)が二桁増だったが、二桁減も航空機部品(13.1%減)、通信機械(16.7%減)など5業種あった。

JMCでは12月の輸出について「為替・営業日要因は4.3%の減少寄与要因となる」としているが、17年1月12日発表の貿易統計によると、12月上中旬の機械輸出は0.2%増加だった。