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主要コンテナ航路動向、北米往航が12%増・16年12月

2017年1月17日 (火)

調査・データ日本海事センターが17日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路、欧州航路、日中航路で往航・復航が増加した一方、アジア域内航路は減少した。

北米航路は、往航(2016年12月)が131万6389TEUで前年同月に比べ12.8%増え、3か月連続の増加。1-12月の累計は3.7%増の1562万TEU。運賃(ニューヨーク-塩田間)は34%増で、1TEUあたり2170ドルで2か月連続のプラス。

復航(10月)は540万666TEUで0.1%増となり、5か月連続で増加となった。1-10月の累計は4.1%増の556万TEU。10月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は12%減の1TEUあたり660ドルで37か月連続のマイナス。

欧州航路(11月)は往航が114万9082TEUで3.9%増加で6か月連続プラス。11月の運賃(塩田間-英フェリックストウ)は60.3%増の1TEUあたり1170ドルで7か月連続のプラスだった。復航は56万6080TEUで4.3%増となり4か月連続のプラスとなった。運賃(塩田間-英フェリックストウ)は3.1%減の1TEUあたり630ドルで23か月連続マイナス。

日中往航(11月)は重量ベースで96万8511トン(10.5%増)で2か月連続プラス、金額ベースでは5988億円(6.3%増)で9か月ぶりのプラスとなった。、同月の運賃(横浜-上海間)は11.4%増の1TEUあたり390ドルで6か月連続のプラスとなった。

復航(11月)は重量ベースで192万2481トン(5.5%増)、金額ベースでも11.5%減の1兆508億円で8か月連続のマイナスとなった。運賃は7.9%減の1TEUあたり580ドルで21か月連続のマイナス。

アジア域内航路(11月、日中韓台香+ASEAN)は109万1040TEUで6.8%減で5か月連続のマイナスだった。同月のアジア域内コンテナ運賃指数は0.5%増の1TEUあたり760ドルで、2016年度内で初のプラス。