富士通マーケ、サントリー水宅配事業向け基幹システム構築

メディカル富士通マーケティング（東京都文京区、FJM）は15日、サントリーフーズ（東京都港区）、サントリーロジスティクス（大阪市北区）、サントリー食品インターナショナル（東京都港区）の3社が3月2日から展開する「サントリー天然水」の家庭用宅配事業の基幹システムを構築したと発表した。

サントリーは、1993年から「サントリー天然水」の宅配事業を開始し、オフィスや医療施設などを中心に展開。08年からは家庭で手軽に利用できるよう、卓上に置くことができるコンパクトタイプの「サントリー天然水専用冷水サーバー」を販売している。

3月2日からは、首都圏の1都3県で5段階の温度設定などの新機能を搭載した新ウォーターサーバーのレンタル提供を開始する。

サントリーは、この宅配事業強化で、受注から提供までの時間短縮や今後増えると予測される受注・販売・在庫などの情報を一元化するため、新たな基幹システム構築を検討していた。

そこで、FJMは消費者向けWebサイトと統合した販売物流の基幹システムを「Net Suite」により構築し、Webサイト、コールセンターからの契約と配送・債権債務の一元化を実現した。