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エンルート、産業用ドローン製造で大分企業と提携

2017年1月19日 (木)

サービス・商品スカパーJSATは19日、子会社で産業用ドローン開発を手がけるエンルート(埼玉県ふじみ野市)がモバイルクリエイトと産業用ドローン製造、AI・情報通信システムなどの共同開発で業務提携をしたと発表した。

エンルートは2016年8月に大分市で産業用ドローンの開発を目的とした研究所開設の立地を表明。飛行ドローンの自律制御技術を無人艇や無人車両に応用し、漁業支援、水難救助、害獣対策、山間部・離島への物流などに活用できるよう研究開発を進めている。

一方、モバイルクリエイトは移動体通信事業を中心にIoT技術など産業用ロボットのインフラとなる技術を保有し、グループ企業でドローン事業も展開していることから「大分発信のドローン事業」で協業することに合意した。

製造面ではエンルートが持つUAV(無人航空機)、UGV(無人地上車両)、USV(無人水上艦・水上艇)などの産業用ドローンの製造の一部をモバイルクリエイトのグループ企業が受託することで、大分県を製造拠点としてドローンの機体を供給する。

「将来的にはドローンがモバイル通信網につながり、クラウドからの遠隔操作で自律飛行を行い、ドローンで得られた情報をビッグデータとしてAIが学習する」との見通しのもと、AIや情報通信システムの開発でも協業を進める。