インフォセンス、自社ERPと連携するWMSの提供開始

サービス・商品統合基幹業務システム「GRANDIT」（グランディット）を提供するインフォセンス（福岡市博多区）は25日、GRANDIT専用の倉庫管理システム（WMS）パッケージ「WMS for GRANDIT」の製品提供を開始した、と発表した。

純国産の統合基幹業務システム（ERP）と連携しやすい使い勝手・親和性の高さを維持しながら、独立したシステムとして稼働することで、それぞれのシステム運用やバージョンアップの影響を最小限に抑えることができるため、長期的なシステム維持管理費の削減につながる。

（連携イメージ）

WMSとしての機能は、ロケーション（保管間口）レベルまで正確に在庫を管理し、「どの場所に何があるのか」がすぐに判明する。固定・フリーロケーション、出荷専用・保管専用エリア管理、補充作業支援、温度帯別保管、危険物専用保管――など、さまざまな在庫管理ニーズに対応する。

また伝票単位、商品単位、複数伝票の同時ピッキングなど、商品や出荷特性に応じた効率的なピッキング作業に適し、配送ルート別、配送業者別といった出荷作業に対応する柔軟な作業バッチ編成や緊急出荷が可能だ。

パッケージには庫内作業を支援するハンディ端末機能を標準装備しているため、正確で効率的な物流作業、作業状況をリアルタイムに把握できる。タブレット、モバイル、音声端末にも標準対応しており、ニーズに合わせて柔軟にデバイスを選択することができる。

同社はWMSの導入検討者に対して自社の物流コンサルティングサービスを提供する体制を整えており、現状分析や業務改善を合わせて提案することで、WMSの導入効率を高める。

■WMS for GRANDITの詳細
http://www.info-sense.co.jp/service/wms4g.html