大阪港の輸入2年連続減少、主要相手地域軒並みマイナス

調査・データ大阪税関が25日に発表した大阪港の2016年通年と12月の貿易概況（速報）によると、16年の輸出額は3兆1445億800万円で前年比8％減、輸入額は4兆3390億5100万円で13.2％減となった。貿易赤字は1兆1945億4300万円。輸出は4年ぶり、輸入は2年連続の減少。

輸出は電池、半導体など電子部品、科学光学機器、非鉄金属などが減少、国別では対EU、アジア、中国が4年ぶりのマイナスで、米国も5年ぶりにマイナスとなった。輸入は衣類・同附属品、半導体など電子部品、非鉄金属が減り、米国、EU、アジア、中国といった主要地域で軒並み減少した。

一方12月では、輸出が3076億7100万円（前年同月比6.9％増）で2か月連続増、輸入は3697億6600万円（7.7％減）で9か月連続減となった。