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物流連、新年賀詞交歓会に320人参加

2017年1月27日 (金)
物流連、新年賀詞交歓会に320人参加4
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ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は26日、海運ビル(東京都千代田区)で「新年の物流を語る会」と「新年賀詞交歓会」を24日に開催したと発表した。

物流連、新年賀詞交歓会に320人参加

▲日本物流団体連合会の工藤泰三会長

新年の物流を語る会であいさつに立った工藤泰三会長は、「アベノミクス以降、有効求人倍率は飛躍的に伸びており、日本のバブル期以上の状況になっているが、労働力不足問題を考えると、物流業界の労働生産性が他の業界と比べて大丈夫なのかと一抹の不安を覚える」と話し、「労働生産性を上げるためには荷主の協力も必要だが、物流事業者が生産性を上げる提案をしていけるかどうかが物流業界の生き残りのカギだ」と述べた。

また、全日本トラック協会、日本貨物鉄道、全国通運連盟、日本内航海運組合総連合会、日本長距離フェリー協会、全日本空輸、国際フレイトフォワーダーズ協会・航空貨物運送協会、日本倉庫協会、日本船主協会の代表者がそれぞれ前年の回顧と新年の展望・抱負を語った。

物流連、新年賀詞交歓会に320人参加2

▲石井啓一国土交通大臣

この後開かれた新年賀詞交歓会には320人が参加。あいさつに立った石井啓一国土交通大臣は「物流は日本経済、国民生活を支える重要な産業で災害時には緊急物資輸送を担っており、重要な社会的責務があるが、人口減少など将来の担い手の確保には大きな課題もある。職場環境改善、賃金の引き上げなど官民一体となって処遇改善に努めなければならない」と述べた。

また、「国土交通省は生産性革命前進の年と位置付け、共同輸配送の実現、手待ち時間の削減、モーダルシフトなどで仕組みの上での支援し、全体的輸送効率を高めるよう進めていく。今年は総合物流施策大綱を見直し、担い手の確保、生産性向上などについて、基本的方針を示していく」と語った。