日本色材工、仏化粧品OEM会社の株式取得

M&A日本色材工業研究所は27日、仏子会社のテプニエ・ファルマ・インダストリーが同国の化粧品製造受託会社「オルレアン・コスメティクス」の株式を取得し、子会社化したと発表した。

テプニエ社は化粧品OEM製造会社のオルレアン社を子会社化することで、取り扱い製品を拡充するとともに、生産能力の増強とR&D活動の強化を図る。

オルレアン社は、世界最大の化粧品の代表的産業クラスターである「コスメティック・バレー」に加盟する企業の一つで、大手化粧品メーカーの研究機関、大学、国立研究機関などが集積する同エリアで大手化粧品メーカー向けの化粧品OEM事業を展開している。

日本色材工業研究所では今回の株式取得を通じ「メイド・イン・ジャパン、メイド・イン・フランスが提供可能なグローバルな生産体制を増強し、研究開発・マーケティング活動のグローバル化を加速化させ、顧客へのOEMサービスの向上、日本色材グループの企業価値向上に取り組んでいく」としている。