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那覇港管理組合、物流センター運営事業を公募

2017年1月30日 (月)

公募・入札那覇港管理組合は30日、PFI(民間資金の活用による公共施設の整備)方式で「那覇港総合物流センター運営事業」を公募すると発表した。

那覇港は生活・産業関連貨物の大部分を占める港湾貨物を取り扱っており、海上輸送費用、荷役費用を含めた物流コストの高さが課題となっている。

貨物量が少なくスケールメリットが活かせないこと、移出・輸出で実入りコンテナが少ない片荷輸送であることなどが原因と考えられており、那覇港管理組合はその課題解決に向けて、集貨・創貨を促進することにより取扱貨物の増大を目指し、物流機能の高度化や流通加工産業の集積を図るため、那覇港総合物流センターの整備に取り組んでいる。

この事業は、民間事業者の資金や経営能力、物流施設の維持管理・運営、荷主企業誘致などのノウハウを活用し、この施設で集貨・創貨を促進することにより、施設の設置理念を踏まえた長期的な維持管理・運営を行うことを目的としている。

集貨は那覇港に貨物を集約し、取扱貨物量増大に寄与することを目的に行う。県内外で生産、製造、加工された産品・製品の貨物を集約し、県内外や国内外に出荷することなどを想定。

創貨は高付加価値貨物を創出し取扱貨物量を増やすために実施。例えば冷凍・冷蔵倉庫の場合は海上輸送にて大量に冷凍食品を輸入し、本施設内で小分け・パッキング作業を行い、県内外、国外に出荷。ドライ倉庫では容器に入った飲料をラベル無しの状態で大量に輸入し、本施設内でラベル貼りを行った後に県内外・国外へ出荷する。

選定された事業者は、この事業の遂行のみを目的とする特別目的会社(SPC)を設立して業務を行う。事業は組合が施設を整備し、SPCが運営を行う公設民営方式とする。

事業者選定方法は、公募型プロポーザル方式で、審査は応募者の資格の有無を判断する「参加資格確認」と、応募者の提案内容等を審査する「提案審査」の2段階に分けて実施する。

■詳細
http://www.nahaport.jp/logisticscenter1/170130jissihousin/170130jissihousin.html