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日本郵船3Q、海空の物流事業赤字も回復の兆し

2017年1月31日 (火)

ロジスティクス日本郵船の2016年4-12月期(第3四半期)決算は、売上高が19.9%の減収、営業損益は155億1600万円の赤字となったが、不動産信託受益権の売却に伴う匿名組合からの分配金を営業外収益に計上、22億9200万円の経常黒字を計上した。

四半期最終損益は2260億9300万円の赤字。第2四半期にコンテナ船・ドライバルカー・貨物航空機で合計2000億円の減損損失と契約損失引当金を計上したのが響いている。

第3四半期は定期船、航空運送、物流、不定期船の物流4事業のうち、物流事業を除く3事業で経常損益が赤字化。前年同期との比較では不定期船事業で損益が424億円悪化、定期船事業も121億円悪化したが、10月以降に限定するとコンテナ船、ドライバルカー市況に回復傾向がみられ、今後も継続する見込みとなっている。

自動車輸送部門は「資源国向けの需要低迷がしばらく続く」ことを想定。ドライバルク部門は歴史的低水準の市況からの回復途上にあり、リキッド部門は石油製品・LPG船の市況回復には時間を要するものの、長期契約を中心とするLNG船・海洋事業は順調に推移する見通し。

■第3四半期(2017年3月期)

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
直近3か月(百万円)
前年同期比
売上高
1,414,549-19.9%457,823-24.9%
営業利益
-15,516-----58--
経常利益
2,292-95.9%0.2%----
最終利益
-226,093--------