ロジスティクス三菱倉庫が1月31日に発表した2016年4−12月期(第3四半期)決算は、国際運送取扱事業収入の減少で売上高が1%減の1554億700万円、営業利益は物流・不動産両事業で増益となり、25.4%増の109億8400万円となった。
通期予想に対する進捗率は、売上高が72.3%とやや遅れ気味だが、物流・不動産両事業で施設の大口修繕工事の完了が第4四半期に持ち越されていることから営業利益は90.8%、最終利益も93.9%と高い水準。通期は「概ね機種予想に沿って進捗している」として、当初予想を据え置く。
物流事業は陸上運送や港湾運送の両事業で貨物取扱量が増加。国際運送取扱事業は海上運賃下落と為替円高の影響で減収となり、これに伴い作業運送委託費が減少した。
■第3四半期(2017年3月期)
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 155,407 | -1.0% | 48,368 | -9.0% | |
営業利益 | 10,984 | 25.4% | 7.1% | 3,039 | 2.1% |
経常利益 | 13,191 | 22.3% | 8.5% | ||
最終利益 | 9,011 | 13.8% | 5.8% |