野村不動産、小牧市の新物流施設が入居8割で稼働

拠点・施設野村不動産と戸田建設は1月31日、愛知県小牧市で大規模高機能型物流施設「ランドポート小牧」を竣工し、運用を開始すると発表した。すでに2社が入居が決め、稼働率にして8割の状態で稼働を開始することになった。

同施設は名古屋駅から15キロ、東名・名神・名古屋高速小牧線の結節点となっている小牧ICか4.6キロと近く、中部・北陸圏の広いエリアをカバーできる拠点として多くの物流センターが集積するエリアに立地する。

小牧エリアでは希少な整形な大規模用地に延床面積1万2600坪・4階建ての施設計画で、エリア初のスロープ型マルチテナント施設として2015年11月に着工した。

環境面では、全館LED照明や屋上太陽光パネルを設置することで「DBJグリーンビルディング」のロジスティクス版で「4つ星」プラン認証を取得している。

倉庫内は梁下有効高5.5メートル（一部6.5メートル）を確保、11×11メートルの柱スパンを採用することで、保管効率を高めている。トラックバースは40台分、敷地内待機スペース21台分を確保し、食料品や日用雑貨、通販関連商品などの周辺地域への多頻度配送に対応。施設内ワーカーへ配慮したアメニティスペースとして、休憩や食事ができるカフェテリアを設置し、敷地内には82台の乗用車駐車スペースを用意。入居企業の雇用確保に配慮している。

■施設概要
所在地：愛知県小牧市本庄178-1
敷地面積：18万7743平方メートル（5679.14坪）
延床面積：4万1905.34平方メートル（1万2676.37坪）
構造・規模：鉄骨造・地上4階建て
設計・監理：フクダ・アンド・パートナーズ
施工：戸田建設名古屋支店
着工：2015年11月
竣工：2017年1月